「Claude Code から Codex を呼ぶ」と検索して出てくる手順の多くは、claude mcp add codex -- codex mcp-server から始まります。2026年10月時点の Codex CLI では、このコマンドは動きません。codex mcp-server という入口そのものが削除されたからです。

現在動く連携手段は、OpenAI 公式の Claude Code プラグイン、codex exec / codex review の直接呼び出し、逆方向の claude mcp serve の3つです。この記事では、それぞれの設定手順と、併用で踏みやすい落とし穴(ルールファイルの二重管理、権限、コスト)をまとめます。

この記事でわかること

  • Claude Code と Codex を併用する理由と、役割分担の考え方
  • codex mcp-server が使えなくなった経緯と、今動く3つの連携手段
  • 公式プラグイン codex-plugin-cc の導入手順とコマンドの使い分け
  • AGENTS.md と CLAUDE.md を二重管理にしない持ち方
  • 併用時のプラン・料金・サンドボックス・機密情報の注意点

併用の核心は「別のモデルに、別の目で見てもらうこと」

2つのエージェントを併用する価値は、速さでも安さでもなく、同じコードを違う癖のモデルに見せられる点にあります。ここでは併用のイメージと、役割の切り分け方を先に固めます。

実装する人と、レビューする人を分ける

1つのエージェントに実装もレビューも任せると、自分の書いたコードの前提を自分で疑えません。人間のチームでも、書いた本人のレビューは甘くなりがちです。

併用の基本形は、片方が実装してもう片方が読み取り専用でレビューする形です。Claude Code と Codex は別のベンダーの別のモデルで動くため、見落としの傾向が違います。片方が通したコードを、もう片方が指摘することもあります。

Claude Code そのものの基礎はClaude Codeとは、Codex の位置づけはCodexとはで整理しています。2つの優劣を比べたい場合はClaude CodeとCodexの違いを先に読んでください。この記事は優劣の話をせず、組み合わせて動かす話だけに絞ります。

役割ベースで分けると陳腐化しにくい

「この言語はこちらが得意」という性能差ベースの使い分けは、モデルが更新されるたびに変わります。長持ちするのは、役割で分ける考え方です。

役割担当の考え方使う手段
入口・実装普段使っている方をメインにして対話で進めるどちらか1本
独立レビュー実装していない側が読み取り専用で差分を見る/codex:review、codex review
設計への異議前提や設計判断に反論させる/codex:adversarial-review
詰まったときの救出同じ課題を別のモデルに任せ直す/codex:rescue、/codex:transfer
PR の二重チェックGitHub 上で自動レビューを2系統走らせる@codex review、@claude review
無人実行・スクリプト非対話モードで定型処理を回すcodex exec、claude -p

表の「メイン1本+特定タスクを委譲」が現実的な運用です。最初から2本を対等に使おうとすると、設定もコストも倍になって続きません。

この記事の読み方

最短で試したい人は、次の「連携手段」の公式プラグインの手順だけで動かせます。チームで運用に乗せるなら、続く AGENTS.md の節と、最後の注意点の節まで読んでください。古い手順で詰まった人は、codex mcp-server の節から読めば原因がわかります。

2026年10月時点で動く連携手段と設定手順

動く手段は3つです。どれも「入口を1つ決め、もう片方を道具として呼ぶ」構造で、片方向ずつ設定します。

codex mcp-server は削除済みで、古い手順は動かない

Codex を MCP サーバーとして起動する codex mcp-server は、Codex CLI 0.154.0 で削除されました。0.154.0 のリリースノートには「The deprecated codex mcp-server entry point is no longer available.」と明記されています。削除したプルリクエスト(#42993)の本文も、サブコマンドと専用クレートを取り除いたと述べています。事前に非推奨の警告を出すプルリクエストも入っていました。

当協会の確認環境でも同じ結果でした。Codex CLI 0.157.1 で codex mcp-server を実行すると、サブコマンドとして認識されず、対話画面の起動に流れて Error: stdin is not a terminal で終わります。codex --help のサブコマンド一覧にも載っていません。

つまり、次のコマンドを載せた記事は、0.154.0 以降の環境では再現できません。

# 0.154.0 以降では動かない旧手順
claude mcp add codex -- codex mcp-server

削除前のバージョンでも、codex mcp-server が子プロセスを残してメモリやディスクを圧迫する報告(Issue #53664)が出ていました。Codex を古いまま固定している環境以外では、この経路に戻る理由はありません。MCP 一般の設定はClaude Code MCP連携で扱っています。

公式プラグインで Claude Code から Codex を呼ぶ

最短ルートは、OpenAI 製の codex-plugin-cc です。Claude Code の中から Codex のレビューや作業委譲をスラッシュコマンドで呼べます。要件は ChatGPT のサブスクリプション(Free を含む)か OpenAI の API キー、そして Node.js 18.18 以上です。

導入手順は次のとおりです。Claude Code の対話画面で順に実行します。

  1. /plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc でマーケットプレイスを追加する
  2. /plugin install codex@openai-codex でプラグインを入れる
  3. /reload-plugins で読み込み直す
  4. /codex:setup を実行する。Codex が未導入なら npm install -g @openai/codex、未ログインなら !codex login を案内される

このプラグインは Codex の app server をラップし、マシンにあるグローバルの codex コマンドを使います。~/.codex/config.toml の設定と認証がそのまま効くため、Codex 側の設定を二重に作る必要はありません。プロジェクトの .codex/config.toml は、信頼済みのプロジェクトでだけ読まれます。

使うコマンドは用途で選びます。

コマンド用途補足
/codex:review読み取り専用の標準レビュー--base <ref>、--wait、--background。フォーカス文は指定できない
/codex:adversarial-review設計判断や前提に異議を立てるレビューフォーカス文を指定できる
/codex:rescue詰まったタスクを Codex に委譲--background、--resume、--model、--effort など
/codex:transfer今の Claude Code セッションから Codex のスレッドを作る再開用のコマンドが表示される
/codex:status、/codex:result、/codex:cancel実行中ジョブの確認・結果取得・中止

使いどころの例です。認証まわりの変更を Claude Code で書き終えたあと、/codex:adversarial-review で「トークン失効時の挙動に前提の誤りがないか」とフォーカス文を付けて投げると、実装側が疑わなかった前提を突いてもらえます。標準の /codex:review はフォーカス文を受け付けないため、観点を絞りたいときはこちらです。

複数ファイルにまたがるレビューは時間がかかります。--background を付けて走らせ、/codex:status で進み具合を見るのが現実的です。

/codex:adversarial-review --base main 認証トークンの失効と再発行の前提に穴がないか

レビューゲートは便利だが、枠を食う

/codex:setup --enable-review-gate を実行すると、Claude の応答が終わるたびに Codex が自動でレビューし、問題があれば停止をブロックして Claude に直させる仕組みが有効になります。無効化は --disable-review-gate です。

README 自身が「長く続く Claude/Codex のループになり、利用上限を急速に消費しうる」と警告しています。まず手動の /codex:review で数日運用し、指摘の質に納得してからゲートを入れる順序がおすすめです。いきなり常時オンにすると、枠が尽きて原因もわからなくなります。

プラグインは Claude Code の中で完結する分、設定が少なく済みます。ただし、これは Claude Code 側が入口になる使い方です。Codex を入口にしたい場合は後述の逆方向の手段を使います。

codex exec と codex review をシェルから直接呼ぶ

プラグインを入れたくない、あるいは Claude Code の Bash ツールやスクリプトから呼びたい場合は、Codex CLI の非対話コマンドを直接使います。codex exec(エイリアスは e)が非対話実行、codex review が非対話のコードレビューです。

Codex CLI 0.157.1 の --help で確認できた主なオプションは次のとおりです。

  • -s, --sandbox <read-only|workspace-write|danger-full-access> でサンドボックスの強さを指定する
  • --json で結果を JSONL のイベントとして出力する
  • --output-schema <FILE> で出力の型を指定する
  • --ephemeral でセッションを残さない
  • codex review --uncommitted で未コミットの変更を対象にする

レビュー用途なら、書き込みを許さない read-only が基本です。

# 変更を一切加えず、読み取りだけでレビューさせる
codex exec --sandbox read-only "直近の変更を読み、バグの可能性がある箇所を優先度順に挙げてください"

# 未コミットの変更をレビューする
codex review --uncommitted

codex review のほかのオプション(--base など)はバージョンで変わりうるため、使う前に codex review --help で自分の環境の一覧を確認してください。

注意してほしいのは、Claude Code の Bash から codex exec を呼ぶ運用は、公式が推奨手順として案内しているものではないことです。CLI どうしを組み合わせる使い方なので、動作の保証は自分のチームで確認する前提になります。

--dangerously-bypass-approvals-and-sandbox というオプションもありますが、help に「外部で環境がサンドボックス化されている場合のみ」と注記があります。レビュー目的で使う理由はありません。

逆方向は claude mcp serve と claude -p が土台になる

Codex を入口にして Claude Code を呼びたい場合の土台は2つあります。

1つ目は claude mcp serve です。Claude Code を stdio の MCP サーバーとして起動できると、Claude Code の MCP ドキュメントに書かれています。Codex 側には外部の MCP サーバーを登録する codex mcp add <name> -- <command> があり、設定は ~/.codex/config.toml の [mcp_servers.<name>] に入ります(Codex の MCP ドキュメント)。

この2つを組み合わせた codex mcp add claude -- claude mcp serve は、構文の上では成立するはずです。ただし、この組み合わせを公式が案内している記述は確認できておらず、実際の動作も検証できていません。手順として断定はしません。試す場合は、読み取りだけの小さな依頼で挙動を確かめてから、本番のリポジトリに広げてください。

2つ目の claude -p は、動作が公式に文書化されています(ヘッドレスモードのドキュメント)。

claude -p "このリポジトリのテスト失敗の原因を調べてください" --allowedTools "Read,Bash" --output-format json

--output-format json か stream-json で結果を機械的に読めます。CI やスクリプトで使うなら --bare が推奨されており、フックや MCP、CLAUDE.md などの自動読み込みを飛ばして再現性を上げられます。ただし --bare は OAuth を読まないため、ANTHROPIC_API_KEY が必要です。

GitHub の PR で Codex と Claude に二重レビューさせる

手元のツール連携とは別に、GitHub 上で2系統のレビューを走らせる方法もあります。人間のレビュー担当が1人増えるのに近い効果があります。

Codex 側は、GitHub リポジトリを Codex に接続したうえで、設定で自動レビューをオンにするか、PR に @codex review とコメントします。Codex は目のリアクションを付けたあとにレビューを投稿し、GitHub 上では優先度の高い P0 と P1 だけを指摘します(Codex の GitHub 連携)。@codex review for issues in the database migration のように観点を添えることもできます。自動レビューはテストや人間の承認の代わりではなく、追加の確認として使うのが前提です。

Claude 側には3つの入口があります。

  • Team / Enterprise 向けの Code Review。PR 作成時・push ごと・オンデマンド(@claude review)で起動でき、承認やブロックはしない
  • 自前のワークフローで動かす claude-code-action(anthropics/claude-code-action@v1)
  • 手元で打つ /code-review

Claude の Code Review 製品は Team / Enterprise 限定で、Zero Data Retention や HIPAA 構成の組織では使えません。個人や小規模チームなら、claude-code-action か手元のコマンドが選択肢になります。

Claude Code でレビュー担当を増やすなら研修で型を作る

2系統のレビューを回し始めると、「誰がどの指摘を採用するか」「どのルールで見せるか」を決めるチーム側の設計が必要になります。複数のエージェントをチーム運用に乗せる設計を体系的に学ぶ場として、Claude Code研修があります。

AGENTS.md と CLAUDE.md は1本化して Claude 側から取り込む

両方のエージェントに同じルールを読ませる最も事故が少ない形は、共通ルールを AGENTS.md に書き、CLAUDE.md は先頭でそれを取り込む構成です。Claude Code は AGENTS.md を条件付きでしか読まないため、取り込みが確実な方法になります。二重管理をやめれば、片方だけ更新を忘れて指示が食い違う事故が消えます。

Claude Code は AGENTS.md を条件付きで読む

Claude Code は v2.1.277 以降で AGENTS.md を直接読めますが、読み方に条件があります(メモリのドキュメント)。

ファイルの状況Claude Code が読むもの
AGENTS.md だけがあるAGENTS.md
AGENTS.md と CLAUDE.md の両方があるCLAUDE.md だけ(AGENTS.md は読まない)
CLAUDE.md が AGENTS.md を取り込んでいるCLAUDE.md と取り込み先

2行目が落とし穴です。両方置いたつもりでも、Claude Code は CLAUDE.md しか見ません。「Codex 用に AGENTS.md を足したのに Claude Code が反映しない」というときは、ほぼこれが原因です。

CLAUDE.local.md にも同じ罠があります。このファイルを置くと「CLAUDE.md がある」扱いになり、AGENTS.md が読まれなくなります。/config の「Project instructions」を claude-md-and-agents-md にすれば、両方を読む設定に変えられます。この設定では CLAUDE.md を先、AGENTS.md を後に読み、取り込み済みや symlink 済みの AGENTS.md は二重に読みません。

読まれないファイルもあります。AGENTS.local.md、AGENTS.override.md、.agents/ 配下は Claude Code の対象外です。

共通ルールは AGENTS.md、Claude 固有は CLAUDE.md

構成は次の形にします。CLAUDE.md の @path 構文で他のファイルを取り込めます(最大4ホップ、相対パスは記述したファイルが基準)。

# CLAUDE.md
@AGENTS.md

## Claude Code 固有の設定
- skills、subagents、hooks に関する方針だけをここに書く

AGENTS.md にはビルドとテストの手順、コーディング規約、禁止事項といった、どのエージェントにも効かせたい内容を書きます。CLAUDE.md に残すのは、Claude Code でしか意味を持たないスキルやフックの話だけです。

Codex 側の読み込みも押さえておきます(AGENTS.md のドキュメント)。グローバルは ~/.codex の AGENTS.override.md、なければ AGENTS.md を読みます。プロジェクトはルートから作業ディレクトリまでの各階層で、AGENTS.override.md、AGENTS.md、フォールバック名の順に1ファイルずつ連結します。連結の上限は既定で project_doc_max_bytes = 32 KiB です。長大な AGENTS.md は後ろが切れるので、肥大化させないでください。

Codex に CLAUDE.md を読ませるフォールバック設定は仕組みの上では考えられますが、公式が CLAUDE.md を例示した記述は確認できていません。公式の例は project_doc_fallback_filenames = ["TEAM_GUIDE.md", ".agents.md"] の形です。1本化の構成なら、そもそも不要です。

レビュー基準だけは二重管理になりやすい

見落とされやすいのが、レビュー基準の置き場です。Codex の GitHub レビューは AGENTS.md の ## Code Review Rules セクションを読みます。ルートにリポジトリ共通の規則、サブディレクトリにサービス別の規則を置けます。

一方、Claude の Code Review は REVIEW.md と CLAUDE.md で調整します。REVIEW.md はデフォルトブランチのものが読まれ、PR 自身の変更は反映されません。

両方の自動レビューを使うなら、同じ基準を2か所に書くことになります。基準の本文を AGENTS.md の ## Code Review Rules に集め、REVIEW.md は Claude 固有の補足だけに絞る形がおすすめです。公式がこの構成を推奨しているわけではなく、二重管理を最小にするための編集上の提案です。

併用で踏みやすい4つの落とし穴

併用は、設定が増えるぶん事故の入口も増えます。料金とプラン、権限、機密情報、コストの4点を押さえれば、致命的な失敗はほぼ避けられます。

使える機能はプランと認証方式で変わる

料金は2026年10月23日時点の公式ページに基づきます。変動するため、契約前に必ず最新の料金ページを見てください。

項目ClaudeCodex
個人の入り口Pro 年払い月額換算 $17(月払い $20)Plus $20/月
上位プランMax $100/月からPro $100 / $200 / $500(月額)
チームTeam Standard $20/席(年払い)、Premium $100/席(年払い)Business $20/ユーザー(年払い、2名以上)
無料枠なしFree $0、Go $8/月

(Claude の料金、Codex の料金)

金額より大事なのは、使える機能が認証方式で変わる点です。Codex は API キーで使うと従量課金になり、GitHub のコードレビューや Slack などのクラウド機能は使えないと明記されています。GitHub で @codex review を使うなら、サブスクリプションでの契約が必要です。

Claude 側は、Code Review 製品が Team / Enterprise 限定です。claude-code-action は GitHub Actions の実行分数と API トークンを消費し、OAuth トークン(CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN)で認証すればサブスクの枠を使えます。組織で共有するシークレットには、発行した個人のサブスクに紐づく OAuth ではなく、API キーが推奨されています。

公式プラグインは追加料金がかからず、Codex の既存の利用枠を消費します。Free プランでも動きます。

最初の一手は、どちらも $20 前後のプランで始めることです。実際にどちらをメインに使うかが決まってから上位プランを検討すれば、無駄な契約を避けられます。これは公式の推奨ではなく、当協会の提案です。

呼ばれた側の権限は呼び出し側と独立している

片方からもう片方を呼ぶと、呼ばれた側のサンドボックスと承認の設定は、呼び出し側の設定とは別に効きます。Claude Code で厳しく絞っていても、呼び出した Codex が書き込み可能な設定なら、Codex 側は書き込めてしまいます。

実務では次の3点を守ります。

  1. レビュー用途の codex exec は --sandbox read-only に固定する
  2. Claude Code の Bash サンドボックスは、シェルコマンドしか守らないと理解する。ファイルツール、MCP サーバー、フックはサンドボックスの外で動く。ネイティブ Windows では無効
  3. 他人のリポジトリを claude -p で自動処理するときは --bare を付ける。-p ではワークスペースの信頼ダイアログが出ず、信頼していないフォルダでも .claude/settings.json のフックと .mcp.json のサーバーが動くため

また claude -p は、承認が必要な操作を人がいなければ拒否します。スケジュール実行など誰も承認できない無人実行では、--permission-prompts none を付けると、承認待ちになる操作が拒否され、Claude にも「承認できないので再試行しない」ことが伝わります。このフラグは Claude Code v2.1.259 以降で使えます(ヘッドレスモードのドキュメント)。

両方のベンダーにコードが渡る

2つのエージェントを併用すると、コードと差分は両方のベンダーに送られます。片方だけ社内規程を通していて、もう片方は未審査という状態は避けてください。

Codex 側のデータ取り扱いと学習利用の設定については、公式ページで確認できていません。法人利用では、契約前に両社それぞれの公式ポリシーを読んで規程と照合してください。

GitHub Actions では、ANTHROPIC_API_KEY や CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN を必ず Secrets に置きます。ハードコードは公式が明示的に禁じています。GitHub App の権限も広めです。Claude の GitHub App は Actions、Contents、Issues、Pull requests などの読み書きをまとめて付与するので、最小権限にしたい場合は自前の App を作る必要があります。

二重の自動レビューは費用もコメントも倍になる

@codex と @claude の自動レビューを両方オンにすると、同じ PR に2系統のコメントが付き、枠も二重に減ります。Claude の Code Review には、push しても差分が変わらない場合に前回の結果を維持する挙動がありますが、Codex の自動レビューとは互いに無関係に動くため、コメントは重複します。

コストを抑える手段は次のとおりです。

  • 自動レビューは片方だけオンにして、もう片方は @codex review や @claude review の手動呼び出しにする
  • claude-code-action には --max-turns、タイムアウト、concurrency の制限を設定する
  • レビューゲートは、手動運用で効果を確認してから入れる
  • CLAUDE.md は簡潔に保つ。長いほど毎回のトークン消費が増える

古い構成を引き継いだ環境では、まず Codex の更新状況を確認してください。0.154.0 より前に固定されたまま旧経路を使っていると、前述の子プロセス残留の問題に当たる可能性があります。

よくある質問

Claude Code から Codex を呼ぶ今の方法は?

公式プラグイン codex-plugin-cc が最短です。/plugin marketplace add openai/codex-plugin-cc で追加し、/codex:setup まで進めれば /codex:review が使えます。シェルから codex exec / codex review を直接呼ぶ手もあります。

claude mcp add codex -- codex mcp-server はなぜ動かないのですか?

codex mcp-server が Codex CLI 0.154.0 で削除されたからです。0.154.0 以降の環境では再現できません。代わりに公式プラグインか codex exec を使ってください。

AGENTS.md と CLAUDE.md は両方置いてよいですか?

Claude Code v2.1.277 以降では、両方置いても CLAUDE.md だけが読まれます(CLAUDE.md が AGENTS.md を取り込んでいれば両方)。共通ルールは AGENTS.md に書き、CLAUDE.md の先頭に @AGENTS.md と書いて取り込むのが安全です。

併用するとコストはどれくらい増えますか?

契約が2本になるため、最低でも両社のサブスクリプション分が必要です。公式プラグインは Codex の既存枠を使い、追加課金はありません。レビューゲートや二重の自動レビューは枠を急速に消費します。

最初に試すなら何から始めるべきですか?

Claude Code をメインにして、公式プラグインの /codex:review を手動で使うところからです。指摘の質を確かめてから、レビューゲートや PR の自動レビューに広げます。

まとめ

最初にやるのは、今使っている側を入口に決めて、もう一方を読み取り専用のレビュー役として追加することです。Claude Code がメインなら、公式プラグインを入れて /codex:review を手動で数日使ってください。

次の優先順位は、AGENTS.md への一本化です。共通ルールを AGENTS.md に移し、CLAUDE.md の先頭に @AGENTS.md を置きます。ここを後回しにすると、チームに広げたときに指示の食い違いが積み上がります。

その後で、GitHub の PR レビュー、レビューゲート、claude -p や codex exec による無人実行へと、必要になった順に足してください。逆方向の codex mcp add claude -- claude mcp serve は、公式の案内が出てから本格的に検討すれば十分です。

2つのエージェントを個人の工夫ではなくチームの標準手順に乗せたいなら、Claude Code研修で、レビュー体制とルールファイルの設計を実際の開発に当てはめながら学べます。

次に読みたい関連記事