Claudeとは?ChatGPTとの違いをわかりやすく解説

Anthropic社が開発したAIアシスタントです。ChatGPTと並ぶ生成AIの代表格で、文章作成・データ分析・リサーチ・資料作成など、ビジネスのさまざまな場面で活用されています。

ChatGPTとの大きな違いは、「長い文書を一度に処理できる能力」と「安全性へのこだわり」です。Claudeは一度に約20万トークン(日本語で約15万文字)のテキストを読み込めます。契約書・報告書・議事録など、長い文書をまるごと渡して分析させる用途に強く、法務・金融・コンサルティング分野での評価が高いのはそのためです。

一方、ChatGPTは画像生成・音声会話・動画理解といったマルチメディア系の機能が充実しています。「文書を深く読み解く仕事はClaude、画像や音声も含めた幅広い用途はChatGPT」という使い分けが、実務上の一つの目安になっています。

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Claudeを使う5つの方法|Web・アプリ・拡張機能

Claudeには複数のアクセス方法があります。まず押さえたい入口は次の5つです。このほかにも、後述するExcel・PowerPoint・WordなどのOffice連携、Slack連携、Google Workspace連携などがあります。

Webブラウザ(claude.ai

最も手軽な方法です。ブラウザでclaude.aiにアクセスし、アカウントを作れば即日使えます。ファイルのアップロード・Projects・Artifactsなど、基本機能がすべてここで使えます。

デスクトップアプリ(Windows / Mac)

claude.com/downloadからインストールできます。ブラウザ版にはない3つの独自機能があります。

  • クイックエントリー:作業中のアプリからショートカットキー一発でClaudeを呼び出せる
  • Cowork:PCの作業をまるごとClaudeに委任できるエージェント機能
  • 外部サービス連携:GoogleドライブやSlackなどと直接つなげる拡張機能

スマートフォンアプリ(iOS / Android)

App StoreまたはGoogle Playで「Claude」を検索してインストールします。Webブラウザ版と会話履歴が自動同期されるため、PCで途中まで進めた作業をスマホで確認する、といった使い方ができます。

Claude Code

開発者向けのCLIツールです。ターミナルからClaudeを呼び出し、コードの調査・実装・リファクタリング・デバッグを対話的に進められます。Web版やデスクトップ版が一般業務向けなのに対し、Claude Codeはソフトウェア開発に特化した使い方です。

Chrome拡張(Claude in Chrome

Chromeブラウザ上で直接動くAIエージェントです。Webサイトの情報収集・フォーム入力・価格比較などのブラウザ操作を自動化できます。詳しくは後述します。


Claudeの料金プラン|無料から法人向けまで比較

Claudeには5つの料金プランがあります。個人利用ならFree・Pro・Maxの3択、チームや企業ならTeam・Enterpriseを検討します。

Free(無料)

月額0ドルで、Claudeの基本機能を試せます。最新モデルのClaude Sonnet 4.6が使えますが、1日に送れるメッセージ数に制限があります。長い文章やファイルを添付するほど制限に早く到達するため、あくまで「まず触ってみたい」という段階向けのプランです。Projects・Artifacts・Memory・Google Workspace連携も利用可能です。

Pro(月額20ドル)

Freeプランの5倍のメッセージ量が使えます。日常業務でClaudeを使うなら、コストパフォーマンスに優れたこのプランが最初の選択肢です。ExcelアドインやPowerPointアドインも利用でき、Cowork機能(1日3〜5タスク程度が目安)やChrome拡張も使えます。

Max 5x / Max 20x

Proプランの5倍・20倍のメッセージ量が使えるヘビーユーザー向けプランです。Coworkを日常的に活用したい場合はMax 5x以上が実用的です。Max 20xでは最優先のアクセス権が付き、混雑時でも待ち時間なく使えます。

Team(月額25ドル〜/ユーザー)

5人以上のチームで使うプランです。管理者コンソールでメンバーの利用状況を管理でき、プロジェクトフォルダをチーム全体で共有できます。チームが蓄積したナレッジをClaude経由で全員が参照できる点が、情報共有のハブとして機能します。

Enterprise(個別見積もり)

大規模組織向けのプランです。SSO(シングルサインオン)・監査ログ・40万トークン以上のコンテキストウィンドウ・コンプライアンス対応APIなどが含まれます。セキュリティ要件の厳しい金融機関や大企業での導入実績があります。

どのプランを選ぶべきか

状況推奨プラン
まず試したいFree
毎日の業務に使いたいPro
1日中Claudeと仕事しているMax 5x
チームで導入したいTeam
全社展開したいEnterprise

Claude.aiの基本機能

チャット

Claudeの基本はチャットです。テキストを入力すると、AIが回答を返します。ただ質問に答えるだけでなく、次のような使い方ができます。

  • ファイルを読み込ませる:PDF・Excel・Word・CSV・画像などをアップロードして、中身を分析・要約・翻訳させる
  • 長い文書も一括処理:100ページ超の契約書や報告書もまるごとアップロードして、要点整理やリスク確認ができる
  • 画像の認識:名刺や図表の写真を読み取り、テキスト化や内容説明ができる

Projects

Projectsは、業務テーマごとにClaudeの「専用作業場」を作る機能です。無料プランでは5つまで、有料プランでは無制限に作れます。

通常のチャットでは毎回ゼロから状況説明が必要ですが、Projectsに会社情報や業務マニュアルを登録しておけば、その説明がほぼ不要になります。

設定の流れ

  1. claude.aiのホーム画面で「Projects」をクリック
  2. 「New Project」をクリック
  3. プロジェクト名と目的を入力
  4. 業務に必要な資料をアップロード
  5. カスタム指示に役割や回答ルールを記述

Artifacts

Artifactsは、Claudeの回答をチャットの中に埋め込むのではなく、独立した「成果物」として別ウィンドウに表示する機能です。全プランで利用できます。

作れるものの例:

  • 報告書・提案書・契約書のドラフト
  • グラフ・チャート・ダッシュボード
  • 業務フロー・組織図・意思決定ツリー
  • PowerPointに挿入しやすいSVG図解
  • 簡易Webアプリや計算ツール

成果物をURLで共有できるのも便利な点です。チームメンバーにリンクを送るだけで、Claudeが作った文書やツールをそのまま届けられます。

Memory

Memoryは、Claudeが会話の内容を記憶し、次回以降の会話に活かす機能です。全プランで利用できます。

会話の中から「今後の会話で役立ちそうな情報」を自動で判断して記憶します。記憶された内容の確認・削除・一時停止はいつでも可能です。

Research

Researchは、Claudeがインターネット上の情報を調べ、読み込み、分析し、レポートまでまとめてくれる機能です。Max・Team・Enterpriseプランで利用できます。

通常のWeb検索との違いは、「検索→読み込み→分析→レポート作成」を一気通貫で行う点です。情報を集めるだけでなく、比較表や要点整理まで一括で進められます。


ClaudeのOffice連携|PowerPoint・Excelアドイン

PowerPointアドイン

Claude for PowerPointは、PowerPointの中で動くAIアシスタントです。Pro以上のプランで利用できます。

PowerPointを開くとサイドバーにClaudeが表示され、自然な言葉で指示を出すだけでスライドを作成・編集できます。スライドマスター・レイアウト・フォント・カラースキームを認識し、既存テンプレートに沿ったスライドを作れる点が特徴です。

できること:

  • テキストから構造化されたスライドを自動生成
  • ネイティブのPowerPointチャートを作成
  • 既存スライドの改善提案

Excelアドイン

Claude for Excelは、Excel内で動くAIアシスタントです。Pro以上のプランで利用できます。

できること:

  • ワークブック全体を読み込んで傾向分析や異常値検出
  • セルレベルの引用つきで回答
  • ピボットテーブル・チャート・条件付き書式の自動作成
  • 自然な言葉でのデータ分析

Excel-PowerPoint共有コンテキスト

Excelで分析した内容を、そのままPowerPoint資料に引き継いでスライド化できます。分析から資料化まで一続きで進めたいときに便利な機能です。

Claude.ai上でのOfficeファイル生成

PowerPointやExcelのアドインがなくても、claude.aiのチャット上でOfficeファイルを生成できます。資料の土台を短時間で作りたい場合に向いています。


ClaudeのGoogle Workspace連携

ClaudeはGoogle Workspaceとネイティブに連携しています。claude.aiの設定画面からGoogleアカウントを接続するだけで、Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブの情報を参照できるようになります。

Gmail連携

メールの内容を検索・閲覧し、返信ドラフトを作成できます。未対応メールの洗い出しや、返信のたたき台作成に向いています。

Googleカレンダー連携

スケジュールの表示・作成・更新・削除が可能です。空き時間の確認や予定の整理を自然な言葉で依頼できます。

Googleドライブ連携

Googleドライブ内のドキュメントを検索・取得し、Claudeが生成したファイルをドライブに保存できます。

Google Sheets用のアドオン

Google Sheetsには「Claude for Google Sheets」というアドオンがあります。関数としてClaudeを呼び出し、翻訳・分類・要約・説明文生成などをスプレッドシート上で処理できます。

Google Docs連携

Google Docsの文書をClaudeに取り込み、要約・整理・文章改善に活用できます。


Chrome拡張でブラウザ操作を自動化|Claude in Chrome

Claude in Chromeは、Chromeブラウザ上で動くAIエージェントです。Webサイトの情報収集・フォーム入力・価格比較などのブラウザ操作を自動化できます。

できること:

  • 複数サイトを巡回して比較表を作成
  • フォーム入力を自動化
  • 定型業務をスケジュール実行
  • 複数タブを同時に扱うマルチタブ操作

営業リスト作成・競合調査・価格チェックなど、ブラウザ上で繰り返す作業に向いています。


Cowork|Claudeにタスクをまるごと任せる機能

Coworkは、Claudeに複数ステップの仕事をまるごと任せるための機能です。タスクを指示して放置しておくと、Claudeがバックグラウンドで作業を進めてくれます。デスクトップアプリで利用でき、Pro以上のプランで使えます。

できることの例:

  • ファイルの整理・命名
  • 領収書やPDFからの情報抽出
  • プレゼン資料の自動生成
  • ステップメールの作成
  • Webサービスの一連操作

通常のチャットと違い、複数ステップをまたぐ作業の自動化が得意です。

お知らせ

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Slack連携とClaude Apps

ClaudeはSlackと統合でき、チーム内のコミュニケーションにAIを組み込めます。

主な使い方:

  • ダイレクトメッセージ
  • チャンネルでのメンション
  • AIアシスタントパネルからの利用

できること:

  • チャンネルの要約
  • ミーティング準備
  • メッセージのドラフト作成
  • Slackで共有されたファイルの分析

さらに、Claude Appsによって、Slack以外にもCanva・Figma・Box・Asana・Monday.com・Amplitude・Hex・Clayなどのツールと連携できます。


初心者向けのClaude始め方ガイド

ステップ1:アカウントを作る

  1. ブラウザで claude.ai にアクセス
  2. Googleアカウント・Apple ID・またはメールアドレスでサインアップ
  3. 電話番号を入力してSMS認証
  4. 利用規約に同意

ステップ2:まずはチャットで話しかけてみる

最初は日本語でそのまま依頼してみるだけで十分です。

  • 新規顧客への挨拶メールの文案を3パターン作る
  • 文章をビジネスメール向けに書き換える
  • 会議メモから決定事項とTODOを整理する

ステップ3:ファイルをアップロードしてみる

  • Excelファイルを添付してデータ分析を依頼
  • PDFを添付して要約を依頼
  • 画像を添付して情報抽出を依頼

ステップ4:Projectsで業務専用のAIを作る

業務に関連する資料をアップロードし、Claudeの役割と回答ルールを決めると、毎回説明しなくても業務に即した回答が返ってきやすくなります。

ステップ5:Google Workspaceを接続する

Googleのビジネスアカウントを接続すると、メール・カレンダー・ドライブの情報をClaudeが参照できるようになり、業務効率が大きく上がります。

ステップ6:有料プランを検討する

無料プランで便利さを実感したら、Proプランへのアップグレードを検討します。使用量が増えるほど、Office連携やCoworkなどの機能を使う機会も自然と増えていきます。


まとめ|Claudeでできることを業務に活かそう

Claudeは、単なるチャットAIではなく、文書作成・分析・調査・資料作成・連携・自動化まで幅広くカバーする業務アシスタントです。

  • チャット・Projects・Artifacts・Memory:日常業務の文書作成・分析・情報整理を効率化
  • Office連携:PowerPoint・Excelを使った資料作成やデータ分析を加速
  • Google Workspace連携:メール・カレンダー・ドライブを横断した業務支援
  • Chrome拡張:情報収集やフォーム入力などのブラウザ作業を自動化
  • Cowork:複数ステップの仕事をバックグラウンドで処理
  • Slack連携:チームのコミュニケーションにAIを組み込む

まずは無料プランで基本機能を試し、自分の業務で効果が出そうなところから少しずつ広げていくのがおすすめです。

この記事を書いた人
せお丸(田中淳介)
理事長

せお丸(田中淳介)

AI駆動開発協会 代表理事 サイバーフリークス株式会社 代表取締役

  • 著書:「AI駆動開発入門」 ※2026年出版予定
  • テック系Youtuber「せお丸」として活動(チャンネル登録者6万人)
  • システム開発会社 代表取締役
  • エンジニア歴20年以上